「目指すはアジア杯初優勝!」岩清水&阪口のなでしこトーク (2ページ目)

photo by Yamamoto Raitaphoto by Yamamoto Raita そんなふたりはともに、東京ヴェルディと日テレベレーザ兼用のクラブハウスで広報としての仕事もしています。普段は選手の写真を選んだり、雑誌や新聞の記事の内容をチェックしたり、電話応対もしています。その仕事が終わってから、夜に練習。そして、週末はリーグ戦というスケジュールです。

 ベレーザの選手への取材申し込みの電話もあるのですが、「岩清水選手の取材の件で......」という電話を、岩清水選手本人が受けることもあるそうです。その時は、さすがに「私が岩清水です」と言うわけにもいかず、「担当の者につなぎますのでお待ちください」と伝え、ほかのスタッフに電話を代わってもらうそうです。「取材を申し込む側も、選手本人が電話に出ているとはなかなか思わないですよね(笑)」と岩清水選手は笑っていました。

 ちなみに、大阪出身の阪口選手は、電話応対で「関西弁と標準語が混ざってしまって、うまく対応するのが苦手......」なため、「いわしー、お願い」と、岩清水選手を頼りにしているそうです。

 ベレーザで広報として仕事をしていることについて岩清水選手は、「いつまでも現役でサッカーができるわけではないので、社会人としての経験を積む事ができていることはいいことです」と、今の環境に感謝しながらプレーしているといいます。

 岩清水選手と阪口選手は、以前からなでしこジャパンで一緒でしたが、2012年に阪口選手が新潟からベレーザに移籍してきてからは、仕事も練習も試合も常に一緒でさらに仲よくなって、毎日ランチへ一緒に行っているそうです。

 そんな時はサッカーの話だけではなく、恋愛のこと、好きな音楽のことなどについて、「女子トーク」で盛り上がっているといいます。「日本代表の女子サッカー選手も、私たちと同じなんだ」とうれしくなりました。

 岩清水選手も阪口選手も、10代の頃から「なでしこジャパン」に招集されて活躍しているので、今のチームではすでに中堅。阪口選手は不動のボランチとして、岩清水選手はディフェンスリーダーとして、ともにチームに不可欠の存在です。

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