「目指すはアジア杯初優勝!」岩清水&阪口のなでしこトーク

photo by Yamamoto Raitaphoto by Yamamoto Raita 5月14日からベトナムのホーチミンで開催されるAFC女子アジアカップ。なでしこジャパンが前回優勝したW杯の出場権がかかる重要な大会です。今回、その大会を前に、ともに2006年に代表デビューを果たして以来、主力として欠かせない存在になっている岩清水梓選手と阪口夢穂(みずほ)選手を取材してきました。

 岩清水選手は1986年生まれで、阪口選手は1987年生まれ。私も同世代ということもあって、取材現場は女子会のような雰囲気になるときもありました。

 両選手にサッカーを始めたきっかけを聞いたところ、阪口選手はサッカーをやっていたお兄さんに、小さい頃からいつもついて行って真似をして遊んでいたので、「自然にサッカーをやるようになった」といいます。お兄さんは現在、バンド『chaqq』のドラムスを担当しているミュージシャンで、ライブで妹である阪口選手の話をして「妹の応援をよろしく!」とファンにアピールしているそうです。

 そんなお兄さんがなでしこジャパンの練習を見に来た時は、関西出身ということもあって、初対面にもかかわらず、代表選手たち全員に積極的に声をかけて仲良くなり、すっかり「名物兄ちゃん」になったとのこと。そして、ロンドン五輪の時は、お兄さんが阪口選手のために応援ソングを作ってCDを持たせてくれたのです。

なでしこジャパンの不動のボランチ、阪口夢穂 photo by Hayakusa Norikoなでしこジャパンの不動のボランチ、阪口夢穂 photo by Hayakusa Noriko 一方の岩清水選手は、小学校の時、友だちになった男の子がサッカーをしていたので、その練習を見に行ったところ、チームに女の子がふたりいたので「この子たちと仲良くなりたい!」と思って始めたそうです。

 また、女の子は男の子より成長が早いので、小学校時代の岩清水選手は「男子より体が大きかったから、どんどんドリブルで抜いて行くことが快感だった」という選手で、試合になると相手チームの選手に男の子と勘違いされることもあったほど。同じ女性である私から見ても、本当にカッコいいと思う、今も「男前キャラ」の岩清水選手ですが、ジャニーズファンという一面もあります。

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