ガールズケイリン女王・石井寛子がパールカップに賭ける 自己暗示も通じず前半戦は苦戦も「そろそろ結果を」と優勝を期す (2ページ目)
2年連続の苦い思い出
――そして次の大きな開催はパールカップです。昨年は初日から6着、1着、4着という結果でした。どのような開催だったと記憶していますか。
2年前のことなんですが、パールカップの前検日に体調を崩してしまったので、それをしないようにと気合を入れた開催でした。でもなぜか1日目にすごく疲れが出て、うまく走れなくて、「なんでまた今日なんだろう」という記憶があります。レース展開というよりは脚がきつくて大変で。結局はピーキングの失敗だったんですよ。それで1日目が終わった夕方に、マッサージをしてもらったら、すごく楽になりました。そうしたら次の日に1着が獲れて。だから調整が一番難しいと思っています。
――パールカップの勝ち上がりは東西対抗形式で、東日本地区と西日本地区から選抜された選手たちが予選と準決勝までは東西に分かれて戦い、両地区から勝ち上がってきた7名が決勝戦に進みます。東西対抗で意識することはありますか。
ありますね。西日本の強豪選手とは初日から対戦することはないとわかっていますし、メンバーは東日本だけになりますので、その分析をすればいいのかなと思います。
――オールガールズクラシックのことも踏まえて、パールカップに向けてトレーニングで変えようとしていることはありますか。
新しくお願いしているトレーナーさんがいて、その方と話をして、新しい取り組みもしたいと考えています。まずは、2年間失敗しているので、それを繰り返さないということですね。それからパールカップの時期はいつも暑いんですよね。私は暑いのが苦手なので、それを克服することもポイントのひとつですね。
――パールカップが開催される岸和田競輪場の印象はありますか。
今年1月の岸和田での開催(報知大阪60周年記念西日本C)で優勝できています。1回しっかりと走れていて、そのイメージもあるので、いい印象を持って臨めそうです。
2 / 3