自転車競技トラック・太田りゆも激励 初心者から上級者までが参加したトラックサイクリングキャンプで見えた大いなる希望 (2ページ目)
「楽しい」「気持ちいい」の声、続出
参加者は約50名で、自転車競技歴と成績、スポーツ歴などを考慮してレベル別にA・B・Cの3つのクラスでトレーニングを行なった。自転車競技歴が浅く、初心者という人もいたCクラスでは、バンクを自転車が回る方向やトラックバイクの乗り方から学んでいった。そして普通の運動靴を履いて半周ずつ何周回かし、そこから自転車用のシューズに履き替えてチャレンジ。ペダルにシューズがはまらず「難しい!」と悪戦苦闘しながらも、何度が挑戦していくうちに少しずつ上達していった。そうして約2時間の練習で、すべての参加者がトラックバイクの乗り方をマスター。なかには傾斜の強いコーナーでも乗りこなせる人までいた。
参加者のひとり、中学校の野球部のマネージャーをやっているという佐丸あかりさん(14歳)は、「できないと思っていたことを体験できるのは、すごく楽しいです。今回参加して本当によかったと思っています。自転車とバレーボールに興味があるので、高校に行ったら、運動部にプレーヤーとして入りたいです」と目を輝かせていた。
Cクラスはトラックバイクのレクチャーからスタート photo by Kishiku Toraoこの記事に関連する写真を見る 自転車競技経験のあるBクラスが実施したJKA250での練習は、回転するローラーの上に自転車を載せて行なうトレーニングと、走路での走行がメイン。ここでのテーマは、走路で35キロ以上のスピードを出すことだった。「木製バンクは走ったことがなくて、落車する人も多いと聞いていたので不安もあった」という人もいたが、いざ走ってみるとすべての参加者がきつい傾斜をものともせずに走り始め、「気持ちよかったです」と口々に話していた。
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