ナイキが国際女性デーを祝してセミナー開催。レスリング中村未優が女性コーチの必要性を訴える
NIKEのオンラインセミナーに参加した中村未優選手
ナイキは過去50年間、女性のスポーツの経験を改善する活動を続けてきている。その一環として、女の子がスポーツと遊びを通して体を動かし、より健康的で幸福な人生を送ってもらうための取り組みを行なっている。
3月3日には、オンラインセミナー「全ての子どもが自分らしく楽しむスポーツとは~国際女性デーに考える スポーツの未来~」を開催。女性と女の子のスポーツ参加の障壁に対する認識を共有し、スポーツを通じたポジティブな変化を促す取り組みについて話し合った。
このセミナーでは、専門家からのプレゼンテーション、女子レスリング選手 中村未優選手と司会の新道トモカさんとのクロストーク、ローレウス・スポーツ・フォー・グッド財団の取り組み紹介、ヨガインストラクター兼モデルの池田莉子さんによるトーク&ヨガセッションが行なわれた。
専門家からのプレゼンテーションでは、順天堂大学の小笠原悦子教授が出演。スポーツをすることについて、女性を思いとどまらせる理由を列挙し、そこからいかにスポーツへの参加を促していくかを、パーソナリティー別に分類したうえで、具体的なアプローチ方法を提示していった。
クロストークに出演した中村未優選手は、女性のスポーツ環境におけるコーチの重要性を語り、「女性コーチを育成する場がまだ少ないので、仕組みづくりが大切」と訴えた。また小さな女の子が成長してもスポーツを続けていくためには、「本人がやりたいということを、親やコーチなどの周りがキャッチしてあげることが大切で、その合図を見逃さないことが必要」と語った。
女性が楽しくスポーツに参加できる未来について、それぞれが発信した またナイキでは、3月8日の国際女性デーを祝し、ブランドキャンペーン「WE ARE BORN READY ― 自分らしさは、私が決める。」をスタート。パラ陸上の辻沙絵選手とラッパーのAwichによるコンテンツを公開するとともに、3月13日には東京江東区のTOKYO SPORT PLAYGROUND SPORT x ARTにて「ガールズデー」を開催し、スポーツアクティビティをはじめとするさまざまなプログラムを実施した。
そして、2020年8月に大坂なおみ選手、ナイキ、ローレウス・スポーツ・フォーグッド財団とともに設立した『プレー・アカデミー with 大坂なおみ』が、大阪におけるパートナー団体の募集をスタートさせた。プレー・アカデミーは、ナイキが実施している子どもたちに体を動かす機会を提供する「Made to Play」の取り組みをベースに、すべての子どもたちが遊びとスポーツにアクセスできる世界の実現を目指している。さらに大坂なおみ選手らアスリートと連携し、コミュニティ団体への助成金の提供や研修を実施し、女の子たちが自分の可能性を発揮できるよう支援している。
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