羽生結弦が震災への思いを伝える展覧会が渋谷で開催中。被災時の写真や衣装を展示
東京・渋谷の会場で来年1月17日まで開催中の「羽生結弦展 共に、前へ」 2021年3月で東日本大震災から10年となるのを前に、フィギュアスケートの羽生結弦選手の被災経験や復興への思いを伝える展覧会「羽生結弦展 共に、前へ」が12月16日〜来年1月17日、東京・渋谷区文化総合センターで開かれている。
仙台市出身の羽生選手は高校1年の時に被災。自宅や練習に通っていたスケートリンクも壊れ、避難生活を余儀なくされた。
今回の展覧会では、避難生活当時の様子や感情を写真とコメントで伝えるパネルや、震災への思いを込めた羽生選手のプログラム「天と地のレクイエム」で使用した衣装など約80点が展示されている。
羽生選手の被災経験などを写真やコメントを掲載したパネルで伝えている東日本大震災をテーマにしたプログラムで着用した衣装が並んでいる パネルには、羽生選手が「自分たちの住んでいた町が崩壊していく 悔しさを感じた」「僕らは真っ暗な状態 全然立ち直れなかったのに星がすごい輝いていた」など当時のありのままの気持ちをつづっている。
展覧会は同センター2階の「ギャラリー大和田」にて開催中で、入場無料。感染症予防のため、専用サイト「Peatix」で事前予約が必要となっている。年末年始(12月29日〜翌年1月3日)は休館。
東京に続き、福岡(来年2月5〜21日)、宮城(2月26日〜3月14日)、大阪(4月29日〜5月16日)、宮崎(9月18日〜10月11日)で巡回展示をする予定。
詳細は、特設ホームページで。