つば九郎の人生相談「人の顔と名前が覚えられません。誰なのか思い出せない人と会ったとき、どう乗りきりますか」
第26回
東京ヤクルトスワローズのマスコット、つば九郎が読者の悩みに答える人生相談。様々な悩みに毒舌混じりのつば九郎節全開で、時にはズバッと時にはゆる~く答えていきます。
【お悩み】
人の顔と名前が覚えられません。なにかコツはあるでしょうか?また、顔の広いつば九郎さん、街中や飲み屋さんで「絶対知ってるけど、誰なのか思い出せない」人と会ったとき、どう乗りきりますか?(もっちー・東京都)
そんなもんです。
つば九郎 わかる、わかる。とつぜんあいさつされても、こまるときある。ますくすがたでされるととくに~。
――どこかで会ったことがあるのに思い出せない。よくありますよね。
つば九郎 でも、じぶんのなかで、「このひとじゅうようだ」とおもうひとは、わすれないはず。おもいだせないひとは、「そんなもんだ」とわりきろう。
――本当に大切な人はきちんと覚えているはずだけど、忘れてしまっているということは、そもそもどうでもいい人だと(笑)。
つば九郎 そう。つばくろうのばあいは、なんとなくかいわをつづけて、そこからおもいだすひんとをさがすようにしてる。
――名前は思い出せないまま、ひとまず会話を続けて記憶を呼び覚ますということ?
つば九郎 「このまえ、なにをたべましたっけ?」とか。でも、ほんとうにこまったときには「あれ、おしごとはなんでしたっけ?」ってきく。なまえはおぼえているふりして。
――なるほど、「もちろん名前は覚えているけど、職業は忘れちゃった」というフリをして会話を続けて、名前を思い出すヒントを探すんですね。
つば九郎 あとは、まわりのひとがそのひとのなまえをいうのをちゅういぶかくききみみたててまつ。とにかくさぐること。てさぐり、てばさぐり。
――手探りならぬ、手羽探り(笑)。それはいい方法かもしれないですね。
つば九郎 それでもだめなら、すなおに「おなまえなんでしたっけ?」ってきくのもありかも。