平原綾香が憧れる村元哉中&髙橋大輔の演技と素顔。「大好きなふたり。セクシーでカッコよくて」 (4ページ目)

  • 山本夢子●取材・文 text by Yamamoto Yumeko

ーー3月下旬の世界選手権をご覧になられていかがでしたか?

平原 表情から見ても、アイスダンスカップル結成当時とはまったく違うふたりがいたように思います。それこそ私が『LUXE』で練習を見ていた時よりもさらに磨きがかかり、絆が深まっているように思いました。

 当時、「俺、今鍛えてるんだ」と言っていた髙橋さんが、村元さんと難しい技をいくつも成功させている姿や、息のあった踊りと技術と、何よりもお互いを信頼し合っていて、楽しんで踊っている姿を見て、とにかく心を打たれました。

 衣装も素敵でしたよね。髙橋さんも村元さんもセクシーでカッコよくて、憧れる要素がたくさん詰まったフリーダンスを楽しませていただきました。

ーーふたりの今後にどのようなエールを送りたいですか?

平原
 『LUXE』の演目のなかの1曲に『黒い鷲』という楽曲があるのですが「エキシビションのためにレコーディングしてほしい」と髙橋さんからお話があったんです。「哉中ちゃんとそう話していたんだけど、どうかな?」と。私は「もちろんです!」と即答しました。

 ふたりが気持ちよく踊れるような歌を歌いたい......歌い手の私にとってワクワクできる夢をいただいたような気がしています。とても楽しみで、レコーディングの日が来るのが待ち遠しいです。

 とても優しいふたりだからこそ、これからも自分たちらしく世界と戦っていってほしいなと願っています。優しいままでも夢を叶えることができると私は信じているので、ふたりの優しい性格のままでどんどん夢を叶えていってほしいです。

【プロフィール】
平原綾香 ひらはら・あやか 
シンガーソングライター。2003年、ホルストの組曲『惑星』のなかの『木星』に日本語詞をつけた『Jupiter』でデビュー。2004年に日本レコード大賞新人賞、2005年に日本ゴールドディスク大賞特別賞など数多くの賞を獲得。その後、数々のドラマ主題歌やNHKトリノ五輪テーマソングなどを歌う。ドラマやミュージカルに女優として出演も。2019年に横浜アリーナで開催された氷上舞台『氷艶hyoen2019−月光かりの如く−』に桐壺更衣/藤壺宮役として出演し髙橋大輔選手と村元哉中選手と初共演。2021年のアイスショー『LUXE』では、本公演の主題歌の作詞・作曲・プロデュース・オリジナルアレンジメントを担当した。

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