巨人・高梨雄平は「呪術廻戦」の東堂葵に憧れと共感。チームメイトの「ブラザー」には喜びと焦りを感じた

  • Text by Sportiva

「特集:なぜ『呪術廻戦』にハマるのか」
(7)証言者:巨人・高梨雄平   特集記事一覧はこちら>>

 巨人のリリーフ陣を支える左サイドスローの高梨雄平。楽天では入団2年目の2018年に球団最多のシーズン70試合登板を達成。2020年の途中にトレードで巨人に移籍してからも、出所が見えづらいフォームから投じられる力のある真っ直ぐと、スライダーを中心とした変化球で幾度もピンチを乗りきった。

 一方で、漫画やアニメ好きとしても知られ、今年3月に行なわれたジャイアンツと呪術廻戦のコラボ企画では、ジャイアンツの公式YouTubeチャンネルで丸佳浩、松原聖弥とともにキャラクターを指名していく「呪術廻戦ドラフト」を実施した。

 12月24日、『劇場版 呪術廻戦 0』が公開されることに合わせ、高梨に作品の魅力を語ってもらった。

ジャイアンツと呪術廻戦のコラボ企画で、東堂葵のタオルを持つ高梨(c)読売巨人軍ジャイアンツと呪術廻戦のコラボ企画で、東堂葵のタオルを持つ高梨(c)読売巨人軍この記事に関連する写真を見る***

――まずは、作品を知ったきっかけから教えてください。

「ここ数年、ジャンプの作品全体で、主人公側も含めて主要なキャラクターが命を落とすシーンが多くなったように感じます。それによって"命のあり方"について考えさせるような。『それがジャンプの作品の流れなのかな』と気になるようになって、そのひとつである呪術廻戦の漫画やアニメを見始めたんです。僕が子どもの頃に読んでいた少年漫画とはテイストが違う作品で、どっぷりハマってしまいました」

――ジャイアンツ公式YouTubeチャンネルでの「呪術廻戦ドラフト」では、狗巻 棘(いぬまき・とげ)と東堂 葵(とうどう・あおい)を指名していましたね。そのふたりの魅力を教えてもらえたらと思いますが、まずは狗巻からお願いします。

「彼は呪言師で発した言葉が呪いの武器となってしまうから、語彙を絞って、おにぎりの具材名だけで会話する。それがかわいいですよね(笑)。でも、戦闘になったらちゃんと強くて、ハイネックの服で隠れている口元が見えるとイケメン。映画化される0巻で明かされた、悲しい過去も含めて好きです」

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