2020.12.16

キングダム特別動画にキョウカイ役で出演。山本千尋が語る撮影当時と女優の今

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva
  • 立松尚積●写真 photo by Tatematsu Naozumi

武術太極拳で世界一!
女優・山本千尋インタビュー(後編)

★インタビュー前編はこちら>>

「自分がやってきた武術太極拳をいろんな人に知ってもらいたいです」

女優への思いを話してくれた山本千尋さん

 今回、取材した山本千尋さんは武術太極拳で世界一にも輝いたことがある元アスリート。4年前に配信された人気マンガ『キングダム』の連載10周年実写特別動画では羌瘣(キョウカイ)役を演じ、大きな話題となった。

 山本さんは3歳の時から中国武術を習い始め、高校1年の時まで競技を続けた。その年に出場した世界ジュニア武術選手権大会(2012年)では、槍術で金メダル、長拳で銀メダルを獲得している。

 彼女が競技生活を16歳という若さでやめたのは、中国武術に対する冒頭の熱い思いがあったから。女優を目指してからの彼女はどんな道を歩んできたのか。

「初めての映像作品は『太秦ライムライト』(2014年公開)でした。京都の太秦で撮影をしたのですが、すごくしきたりの厳しい昔ながらのスタジオでした。

 主演が福本清三さんという長年"斬られ役"として活躍されてきた方で、私はヒロインという役柄で出させていただいたんです。その時、無知なのがよかったのかダメだったのか、何も恐れず太秦に行ったのですごく怒られたりもしましたが、その2カ月間は私にとってすごく濃いものになりました。

 当時16歳だったので、みなさんがすごくかわいがってくださったんです。アクションシーンもあったのですが、スタッフの方たちから立ち回りについては褒めていただけました。

 大変なことはいろいろあったのですが、太秦は私にとって第2の故郷と言ってもおかしくないくらいの存在になったんです。今でもよく、仕事が決まるたびに太秦のスタッフのみなさんに連絡を取らせてもらっています」