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【駅伝順位予想】國學院大の出雲駅伝3連覇の可能性は? 5000mのタイム比較では不利も、足し算でないレースで問われる"駅伝力" (2ページ目)

【3連覇を狙う國學院大が軸】

■杉園昌之(スポーツライター&編集者)

1位 國學院大

2位 創価大

3位 早稲田大

4位 中央大

5位 順天堂大

 出雲駅伝の勝ち方を熟知し、高いモチベーションで臨むチームを本命候補に推したい。1位と予想した國學院大の前田康弘監督は「3連覇を狙いにいく」とはっきり口にする。出雲は三大駅伝で総距離が最も短く、"スピード駅伝"とも言われるが、「5000mの足し算ではないので」と自信をのぞかせる。

 主将の野中恒亨(4年)、前回の箱根駅伝5区で区間4位と好走した髙石樹(2年)は、ともに10000m27分台の実力者で好調を維持している。勝負の行方を左右するのは髙石が配された10.2kmのアンカー区間(6区)か。

 2位予想は、実力よりも低い評価を受けることが多い創価大。前回の箱根駅伝6区で区間賞を獲得して以降、覚醒しているエースの小池莉希(4年)の強さは5月の関東インカレ10000mでも目を引いた。駅伝経験豊富なスティーブン・ムチーニ(4年)、ロードに強い山口翔輝(3年)らも今季、すこぶる調子がいい。今年も前評判の高い名門をまくって上位に食い込んでも驚きはない。前回3位の実績も評価したい。

 トラックシーズンをにぎわせた早稲田大は、大黒柱の工藤慎作(4年)を筆頭にタレントがそろうものの、未知数な部分もある。注目される1年生トリオの本田桜二郎(2区)、新妻遼己(4区)、増子陽太(補員)が額面どおりに走るのかどうか。1年生がハマれば独走もあり得るが、起用が裏目に出るリスクも考慮して3位に留めた。

 トラックのタイムだけで判断すれば、中央大はナンバーワン。10000mは27分台が5人、5000mも上位5人は13分30秒を切る。そのうち、エース格の本間颯(4年)がエントリーから外れたが、主軸の岡田開成(3年)、主将の藤田大智(4年)らは27分30~40秒台で走り、スピードは大学界指折り。

 ただ、前回大会10位のギクシャクしたタスキリレーが頭をよぎる。好ランナーをそろえながらも、過去に一度も優勝していないデータも無視できない。

 5位は過去3度の大会制覇を誇る順天堂大。前回の箱根で総合3位に入った出走メンバーが9人残り、戦力は充実する。5000mの高校日本記録を持つ4年の吉岡大翔が順調に仕上がり、箱根路を沸かせた山本悠ら3年生も成長している。目標の5位以内は十分に狙える。今季前半を見るかぎり、駅伝界の横綱として君臨する青山学院大、大関の駒澤大が本領発揮するのは11月以降か。

 (了)

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