【駅伝順位予想】識者が占う出雲駅伝のトップ5 スピードランナーがそろった大本命・早稲田大を脅かすチームはあるのか
識者の出雲駅伝予想 前編
いよいよ大学駅伝の新シーズンがスタートする。その口火を切るのは、10月12日(月・祝)に開催される出雲駅伝。大学三大駅伝(出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝)のなかでもっとも距離が短い"スピード駅伝"を制するのはどの大学なのか。識者たちが5位までを予想した。
日本インカレ10000mを制した山口竣平など、スピードがある選手がそろう早稲田大 photo by アフロスポーツ
【大会記録を更新しての優勝も可能性あり】
■佐藤俊(スポーツライター)
1位 早稲田大
2位 中央大
3位 創価大
4位 國學院大
5位 順天堂大
ズバリ、優勝は早稲田大。今季の前半はトラック、ロードともに充実ぶりが光った。何より、出雲駅伝の優勝に向けた機運が高まっているのがいい。
暫定オーダーでは、1区に吉倉ナヤブ直希(3年)、2区に本田桜二郎(1年)、3区に鈴木琉胤(2年)、4区に新妻遼己(1年)、5区に山口竣平(3年)、6区に工藤慎作(4年)を配した。序盤から独走する可能性もあれば、追う展開になっても、どの区間にも逆転できる力がある。ミスがなければ、大会記録(2023年大会の駒澤大/2時間07分51秒)を更新しての優勝もありそうだ。
2位予想は中央大。10000mで27分台、5000mで13分30秒を切るタイムを持つ選手がそろい、まさに"トラックの王者"と呼ぶにふさわしい充実ぶりを見せている。1区に藤田大智(4年)、2区に岡田開成(3年)、3区に三宅悠斗(2年)、4区に濵口大和(2年)、5区に柴田大地(4年)、6区に栗村凌(1年)を配した。不安材料があるとすれば、直前のケガやコンディション不良くらいだろう。レース展開としては、早大とのアンカー勝負に持ち込まれる前に決着をつけたいところだ。
3位予想は創価大。1区に菅野元太(1年)、2区に織橋巧(4年)、3区にスティーブン・ムチーニ(4年)、4区に村上遵世(1年)、5区に山口翔輝(3年)、6区にエースの小池莉希(4年)と万全のオーダーで臨む。出雲では、ここ2回の出場で4位、3位と着実に順位を上げている。3区終了時点で先頭に立てば、そのまま優勝争いをリードする勢いがある。
4位予想は、3連覇がかかる國學院大。暫定オーダーでは、1区に浅野結太(3年)、2区に鼻野木悠翔(3年)、3区に辻原輝(4年)、4区に尾熊迅斗(3年)、5区に飯國新太(3年)、6区に髙石樹(2年)を配し、主将の野中恒亨(4年)とルーキーの五十嵐新太が補員に回ったが、当日のエントリー変更も考えられる。3連覇の行方は、4区、5区の走りがカギを握りそうだ。
5位予想は順天堂大。前回の箱根駅伝で3位に入った実力はダテではない。主力には、日本選手権5000mに出場した吉岡大翔(4年)のほか、池間凛斗(3年)、山本悠(3年)、成長著しい井上朋哉(2年)がいる。爆発力こそないが、大崩れせず安定して走れるのが強みだ。他大学にミスが出れば、その隙を突いてより上位を目指せる力がある。
箱根王者の青山学院大は黒田朝日(GMO)が抜け、絶対的なエースは不在となった。チーム全体のレベルは高いが、その力が最も生きるのは、やはり箱根だろう。駒澤大は有力な1年生を多く登録しており、来季以降も見据えた「経験重視」の駅伝になりそうだ。
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