【大学駅伝】箱根優勝を狙う早大がホクレンでも充実、創価大は期待の13分台ルーキーたちが躍動 (2ページ目)
【すでに箱根を視野に入れる1年生たち】
創価大は1年生が元気だった。
ホクレン千歳大会で田村幸太(1年)が5000mE組で3位、13分55秒56のPBをマークした。田村は、関東インカレ2部1500mに出場して4位入賞を果たすなど、すでに大学でも結果を出していたものの、5000mに関しては高校時代に出したPB(13分59秒74)を更新できていなかった。
「大学に入って1500mでしか結果を出せていなかったので、みんなと比べられる5000mで大学初の13分台が出て、安心しました。これから出雲、全日本、箱根ではしっかりとメンバー入りして、チームに勢いをつけられる走りをしたいと思います」
田村は7月12日の網走記録会では10000mに初挑戦し、ここでも29分06秒47と堂々の走りを見せた。
関東インカレの2部1500mで6位入賞を果たした内田涼太(1年)は、ホクレン千歳大会の5000mD組でPBに10秒ほど及ばない14分03秒72に終わったが、内容は悪くなかった。
「13分台を狙って4000m通過まではよかったのですが、ラストの1kmの絞り出しが課題です。田村がPBを出したのを見て、頑張ろうって思ったのですが、思うような結果が出ずに悔しいです。1年生はみんなライバル意識が強いので、自分もふだんの練習からみんなに勝てるように頑張ります」
箱根駅伝もすでに視野に入れている。
「(箱根の区間距離に近い)ハーフマラソンの距離はあまりイメージできていないんですが、夏合宿でしっかり走り込んで、ロードも走れるようになりたいです。箱根は5区が希望です。昨年の夏、(創価大の)妙高高原の合宿に参加した時、上りで上位に食い込める走りができたんです。その時、上りはほかの人よりは走れるなと思ったので、挑戦したいです」
ルーキーが特殊区間の5区にハマれば、チームとしても4年間、安定した戦いができる。果たして、内田は"山の争い"に加わっていけるだろうか。
そして、1年生で最も驚きの走りを見せたのが、村上遵世だった。
千歳大会5000mC組のラスト1周、昨夏の世界陸上東京大会マラソン代表の近藤亮太(三菱重工)が前を行くなか、ホームストレートでかわして組1位、13分39秒46のPBをマークした。
「終始、冷静にレースを進められましたし、ラストは自分の力を出して勝ちきることができました。創価大はトラックよりもロードやハーフに強いイメージがあるんですけど、トラックでも早大や中央大と勝負して、勝ちきることを榎木(和貴)監督が大事にしようとおっしゃっているので、今回、勝てたのはよかったです」
同組を走った中大の1年生、簡子傑(組4位、13分42秒38)には負けられないと意識し、また、直前のE組で田村が好走したことで、最後は自分がいい流れをつくろうと思って走ったという。内外から刺激を受け、村上は着々と主力の座をつかみつつある。
「自分は、ジワジワというよりもグーンと成長していきたいタイプ。駅伝もすべて走りたいです。箱根は、1年目は強い先輩方がいるので往路は難しいですが、単独走もスピード勝負もできるので、与えられた区間で結果を出したいですね。2年目からは、得意な上りがある区間であれば、区間賞を獲る気持ちで走りたいです。そうして自分たちが3年になった時ぐらいには優勝争いができたらと思っています」
村上の言葉には自信と意志の強さを感じる。ハーフの距離にも自信があるようなので、駅伝シーズンも活躍してくれるだろう。
また、この学年で高校時代の持ちタイムが1番手だった菅野元太(1年)は、この春、故障で戦列を離れていたが、7月11日のホクレン北見大会5000mA組に出場し、13分58秒60とまずまずのタイムで復帰を果たした。
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