50年以上ぶりの箱根駅伝出場を目指す立教大。カギとなる2年生コンビが語る課題と「意識の差」 (4ページ目)
夏合宿は、コロナ感染症対策により個人部屋になっているのでストレスはフリーだ。日々の練習はハードだが、部屋でリラックスして、心身ともに休める環境になっている。
──合宿中、オフタイムは、何をしていますか?
服部 寝ているか、ゲームしているか、あとはマンガを読んでいます(笑)。
中山 自分も寝ているか、動画でアニメを見ています。五輪は男子マラソン、40キロまで見ていて、疲れて寝落ちしました。ちょうど朝練後だったんで、気づいたらレースが終わっていた(苦笑)。
──あと、2か月弱でいよいよ箱根予選会、昨年、立教大は28位で10位の専大とは20分の差がついていました。今年はどのくらいのタイムを狙っていますか?
中山 自分は、62分前半です。
服部 タイムは特に考えていないです。今年、予選会を走れれば初めて厚底シューズを履くんで、その分の補正をしないといけないですけど、とりあえず勝負して日本人トップ争いに絡んでいけたらと思います。
中山 そうだね(笑)。
服部 その前に、ケガを治さないと。
中山 2年連続で、予選会出れないとか、ほんとやめてほしいから。
服部 もちろん走るよ(笑)。
──箱根駅伝、本戦を走れるとしたらどの区間を希望していますか?
服部 自分は1区か10区。テレビに映りたいから(笑)。目立ちたいんです。
中山 自分は2区ですね。監督にも2区と言われているので。自分の中では凱杏が1区なので、ふたりで襷をつなぎたいですね(笑)。
チームは、20名の絞られたチームでさらなる合宿へと突入していく。さらにチームとして調子を上げていくだろうが、予選会でおそらく、フリーで走ることができるのは彼らふたりになるだろう。箱根駅伝を経験して、より箱根への想いを強くした中山と日本人トップ争いに臨む服部が先頭グループで勝負すればチームの士気は大いに高まり、目標の尻尾も見えてくるはずだ。
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