箱根駅伝・全チームの戦力分析【予選会校編】シード権へのサバイバル (5ページ目)

  • 酒井政人●文 text by Sakai Masato

前回の箱根2区で区間2位に入った3年のワークナー・デレセ photo by AFLO SPORT前回の箱根2区で区間2位に入った3年のワークナー・デレセ photo by AFLO SPORT拓殖大学

1万m28分台トリオを軸に、狙うは「6位」

 予選会は5位通過だったが、ワークナー・デレセ(3年)が故障を抱えた状態での結果だった。その予選会では、戸部凌佑(3年)、西智也(4年)、赤﨑暁(2年)の3人が59分台で好走している。

 さらに、1万m記録挑戦競技会では馬場祐輔(3年)が28分43秒72、主将の西が28分45秒44をマーク。28分19秒16のデレセを含め、1万m28分台が3人になった。

 前回と同じく「2区デレセ、5区戸部」となることが濃厚で、西と馬場は1区か3区、前回アンカーだった赤﨑も主要区間での起用になるだろう。

 安定感のある選手が多いだけに、序盤で流れに乗れば4年ぶりのシード権獲得も可能性は十分。チームの目標である、過去最高順位(7位)を上回る「6位」も見えてくるだろう。

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