【続・東京マラソンへの道】中島彩「5区を走って箱根駅伝制覇!」

  • 中島彩●文・写真 text & photo by Nakajima Aya

市民ランナー・中島彩の「続・東京マラソンへの道」

 みなさん、こんにちわ! 『走るフリーアナウンサー』の中島彩です。6月21日、私は、「24時間グリーンチャリティーマラソンin東京ゆめのしま」にチャレンジします。24時間でどれだけの距離を走れるか......不安と楽しみな気持ちでいっぱいです。普段は「楽しく走りながら、美味しいものを食べる!」というお気楽なスタンスの私ですが、さすがに今回は、「24時間マラソンに向けてきちんと準備しなきゃ!」と、練習をしっかり積み重ねてきました。練習場所に選んだのは、なんと箱根駅伝のコースです! しかも、一番苦しいとも言われる箱根5区(小田原~箱根・芦ノ湖)の山越えコースを走ってきましたよ。というわけで、今回のテーマは、「RUN×箱根越え」。今回は特訓ということで、箱根を2回走ってきました。歩いたり、食べたり、しゃべったりと、結局は特訓というより、箱根を楽しんだ形になってしまいましたが......(笑)。まずは、その特訓(?)の模様をご覧ください!

芦ノ湖をバックに記念撮影。箱根5区を走り切りました!芦ノ湖をバックに記念撮影。箱根5区を走り切りました!☆悲願だった箱根の山に挑戦!

 私はこれまでに、2区の途中から5区の途中までの「横浜~箱根湯本」間と、10区の「神奈川・鶴見~東京・大手町」間を走ったことがあります(コラム「箱根駅伝のコースを走ってみました!」「箱根駅伝10区を直前試走!」参照)。ただ、箱根駅伝のコースで唯一走っていない5区の後半、つまり箱根の山越えだけは、「まだ無理かも......」と遠慮していました。ただ今回、24時間マラソンに挑戦するにあたり、雪の降る冬でもなく、真夏の炎天下でもない今の季節こそ絶好のチャンスだと思い立ち、箱根の山を目指したのです!

 箱根の山を制覇すべく、私は朝5時に小田原駅に到着。さっそく国道1号線のほうに向かって行くと、箱根駅伝の小田原中継所を見つけました。毎年、4区の選手が5区の選手に「最後を託したぞ!」とタスキを渡すシーンが脳裏に浮かびます。感慨深い気持ちにひたりながら、私はさっそく箱根5区のコースを走り始めました。

 まずは、国道1号線を真っすぐ走り、箱根湯本方面へ。そしてその先に立ちはだかるのが、箱根峠です。ゆっくりと坂を上がっていくと、「大平台」「宮ノ下」といった箱根駅伝のテレビ中継で聞き覚えのある地名の標識を見つけることができました。と、同時に、私は箱根峠の傾斜に負けて、早々に歩くことに......。大股で駆け上げって行く駅伝選手とは比べ物にならないなぁと、つくづく思いました。

 ゆっくり景色を見ながら走っていると、有名な富士屋ホテルを発見。さっそく名物のカレーパンを購入し、さらなる頂上を目指しました。すると、国道1号線で一番標高の高い地点で、箱根駅伝ファンの方が記念撮影をしていたのです。標高874メートル(国道1号最高地点)まで来ると、都内とはかなり温度が違います。「初夏のトレーニングには最適だなぁ」と思いつつ、だんだん体力的にキツくなってきたので、クルマで帰ろうとする箱根駅伝ファンの方に、「乗せてもらえませんか?」と言いそうになりました(笑)。

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