【続・東京マラソンへの道】中島彩「オールスター感謝祭で大失敗」

  • 中島彩●文・写真 text & photo by Nakajima Aya

本当に苦しかった赤坂5丁目ミニマラソン。いろいろ勉強になりました!本当に苦しかった赤坂5丁目ミニマラソン。いろいろ勉強になりました!市民ランナー・中島彩の「続・東京マラソンへの道」

 みなさん、こんにちは! 「走るフリーアナウンサー」の中島彩です。3月30日、TBS系列で放送された「オールスター感謝祭2013春」に出演し、名物コーナーの「赤坂5丁目ミニマラソン」を走ってきました。今回は、番組でのレースを振り返りながら、そこで得た教訓をお伝えしたいと思います!

 以前のコラムにも書きましたが、私は昨年9月の同番組でも赤坂5丁目ミニマラソンに参加しました。結果は女子8位の惨敗......。その後、50キロマラソンを1本、フルマラソンを3本、ハーフマラソンを2本走り、みっちりと鍛えました。その脚力を試すべく挑んだ、今年のオールスター感謝祭。髪の毛を「勝負カラーのピンク」に染めて、心身ともに準備してきました。

 そして、放送当日。生放送の番組内で、「赤坂5丁目ミニマラソンに参加しますか?」という司会の今田耕司さんの呼びかけに、「雪辱を果たさん!」と、私はコンマ3秒のスピードで、「はい」ボタンを押しました! 私にとって、クイズよりも、ゲームよりも、赤坂5丁目ミニマラソンが何よりの目標だからです!

 赤坂5丁目ミニマラソンのコースは、TBSの裏側にある通称「コロンビア通り」からスタートし、まずは100メートルほど坂を一気に下ります。そして、平坦なコースになったかと思えば、今度は200メートルはあろう「心臓破りの坂」が待ち受けているのです。そして坂を登り切った後、スタジオに戻って1周。これを4周、走ります。つまり、心臓破りの坂を4回も上らなければならないんです!

 スタジオでの衣装からランニングウェアに着替えた私は、すぐにスタート地点へ。「一般女子グループ」に属していた私は、20人ほどの女性たちと一緒に駆け出しました。とにかく、序盤に飛ばそうと思った私は、徒競走のようにダッシュ。私は1位のキンタロー。さんに次ぐ2位でスタートを切れたのです。

 しかし、下り坂ですぐにペースダウン。順位は一気に5位まで落ちてしまいます。私が2位で走ったのは、わずか10秒......。たった70メートルでした(笑)。下り坂でスピードが落ちた理由は、足でブレーキをかけようとして、後ろに体重を乗せてしまったこと。中距離の下り坂なら、傾斜に頼った足の回転速度に合わせて走るのが、本来のベスト。しかし緊張もあってか、必要以上にブレーキをかけてしまったのです。

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