キャンパーのNGT48藤崎未夢が語る焚き火の魅力。「何人かで囲めば、真面目モードになって心を開いた会話ができる」 (3ページ目)

  • 辻 歌●取材・文 text by Tsuji Uta
  • 村上庄吾●写真 photo by Murakami Shogo

──焚き火もキャンプの醍醐味ですよね。

藤崎
 焚き火の一番の目的は「暖をとる」ですけど、私は、焚き火をしている時間そのものが好き。何も考えずに揺らいでいる火を見ていると、心が落ち着くというか......。ボーッとできる瞬間があって、リラックス効果があるのかな、と。何人かで焚き火を囲めば、ちょっと真面目モードになって、ふだんはできない心を開いた会話ができるのも魅力。みんなと心の距離が縮まるかなと思います。

「焚き火を囲めば、心の距離を縮めてくれる」と語る「焚き火を囲めば、心の距離を縮めてくれる」と語るこの記事に関連する写真を見る──今の藤崎さんにとって、キャンプはどんな存在?

藤崎
 自分の趣味を開拓してくれたもの。小さい頃は、毎年当たり前にやってくる家族の恒例行事だったのが、自分自身の大切な趣味になって。キャンパーアイドルとして、自分の強みにもしていきたいです。

──今後チャレンジしてみたいキャンプスタイルはありますか?

藤崎 自然のなかにあるものを活用して、知恵を絞ってキャンプをする「ブッシュクラフト」に興味があります。便利な道具がたくさんあるけれど、原点に立ち戻ったようなキャンプも魅力的だな、と。......あ、でも、やっぱり便利なものにも惹かれます(笑)。ふだんの生活では感じられないことに出合えるのが、キャンプのいいところ。でも逆に、キャンプをしていて「エアコンがある部屋って、めちゃくちゃいいな」とか、日常のありがたみを感じられることも。非日常のキャンプと日常生活、その両方を知ってこそ、どちらのよさも感じられるのだと思います。

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