生放送の「SASUKE」超難関へ、ハンパない準備をしていた挑戦者 (2ページ目)

  • 本田雄士●撮影 photo by Honda Takeshi 協力/TBS


■2018年大晦日に番組史上初の生放送。サスケ君の"FINAL秘話"

 そして明日のSASUKE大晦日放送の大きな見どころのひとつが「FINALステージ生放送」。本稿執筆時点ではまだ明らかにすることはできませんが、令和初のFINALステージ進出者は現れるのか......乞うご期待です!
 
 SASUKEの象徴ともいえるあの地上25メートルの高さのFINALステージは、昨年の第36回大会で22年の番組史上初めて聖地・緑山を飛び出し、横浜・みなとみらいの赤レンガ倉庫にそびえ立ちました。
 
 昨年、12月頭の本戦収録日に3rdステージを突破し、みなとみらいの、しかも初めての生放送のFINALステージに挑むことが決まってから、僕はいよいよ完全制覇に照準を絞って日々「FINAL対策」に精進しました。
 
 SASUKEは1st、2nd、3rd、FINALの4つのステージで構成されていますが、僕の感覚ではFINALがダントツで難しいです。誇張ではなく、「超難関」といわれる3rdステージが楽しい遊園地に思えるほどの絶望的な難易度になっています。
 
 25メートルというビルの7、8階に相当する高さを、45秒という限られた時間で、「スパイダークライム」「サーモンラダー15段」「綱登り」という異なる3つのエリアを突破しなければならない。心技体、SASUKEに必要なすべての能力が試されます。
 
 前回大会のとき、僕は1年かけてFINALステージのトレーニングをしてきましたが、まさに地獄でした。何せ、「サスケ君」と呼ばれ、青春のすべてをSASUKEに捧げてきた僕ですら、SASUKEがイヤになりかけたぐらいでしたから......(笑)。

昨年の大晦日、FINALステージ挑戦前にエリアを見上げる森本(左端)。現行のFINALステージは、合計高さ25メートルとなる3つのエリアをわずか45秒でクリアしなければならない超難関ステージ(撮影/Sportiva)昨年の大晦日、FINALステージ挑戦前にエリアを見上げる森本(左端)。現行のFINALステージは、合計高さ25メートルとなる3つのエリアをわずか45秒でクリアしなければならない超難関ステージ(撮影/Sportiva)

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