アジア大会で男女がメダル獲得。日本フェンシング界の伸びしろに期待 (4ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • 奥井隆史●写真 photo by Okui Takashi

 その悔しさを果たす舞台は、22日の団体戦になる。田村も「来年から東京五輪へ向けてのポイントレースが始まりますが、そこで最も重要なのは団体戦。それに向けてアジア大会でいい結果を出しておこうと、チーム全員がその気持ちを持っている」と言うように、団体世界ランキング10位の日本は、4位の韓国と6位の中国を撃破しての金メダル獲得を狙っている。

 また、同じ日程で行なわれる男子エペ団体(団体世界ランキング11位)も、見延と加納の2本柱で世界ランキング1位の韓国と、8位の中国に臨む展開。

 見延も「日本のフェンシングの力が上がっているといっても、ヨーロッパで盛んなエペが弱いと評価されないので、そのためにも団体戦で日本の力を証明したい」と気持ちが入っている。

 悔しい銅メダルで終わった男子エペと女子サーブルのこの大会の真価は、次の団体戦にかかってきた。

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