2017.05.20

平昌五輪に一番乗り。スマイルジャパンの
美しきFW・足立友里恵

  • たかはしじゅんいち●文・撮影 text & photo by Takahashi Junichi

 足立たちの氷上練習は、21時以降に始まることも多い。選手それぞれの仕事や日常生活の後で練習がスタートするからだ。スケートリンクを貸し切りにできる時間も限られているので、短い時間に集中して練習を行なう。足立自身も平日の仕事(株式会社プリンスホテル)が終わってからいったん帰宅し、その後練習へ。再び自宅に帰る頃には日付が変わることもたびたびある。

 そんなハードな毎日を支えるのは、ソチで味わった悔しさだという。

「2014年のソチオリンピックでは1勝もできず、とても悔しい思いをしました。でもそれが特別な経験になり、モチベーションが上がり、それからはオリンピックでメダルを取ることを目標にフィジカルの強化に力を入れてきました」

 世界の壁にはね返されたソチでの苦い体験を教訓にして、体の大きい外国選手と戦うために、チーム全員が激しい運動量に対応できる持久力を強化してきた。

「日本チームは海外の選手より体が小さいけれど、スピードが持ち味なので、どんどん足を動かして日本のホッケーをしていきたい。私自身はサイズがないぶん(身長156cm)、ハードワークする選手です。ポジションはフォワードですが、攻守にわたりたくさん動いて、パックをつないでいくのが持ち味です」

平昌五輪ではメダルを狙うチームの要に