アイスホッケーの美女GK藤本那菜、平昌五輪決定に導いた1年前の決意 (5ページ目)

  • 水野光博●取材・文 text by Mizuno Mitsuhiro
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

―― 気は早いですが2018年、平昌五輪でその首にメダルをかけることはできるでしょうか?

藤本 かけられると信じています。先日、日本代表として久しぶりにプレーしましたけど、みんなも成長していました。このまま成長を継続していけば、目標に届くと思います。

―― そのとき、首にかけているのは何色のメダルでしょう?

藤本 もちろん、金メダルです。そう信じて、目標として努力したいと思います。父に反発した時期もありましたけど、「やるならば一番を目指せ!」っていう教えは、いつの間にか刷り込まれていたのかな(笑)。


photo by Sano Mikiphoto by Sano Miki【Profile】
藤本那菜(ふじもと・なな)
1989年3月3日生まれ、北海道札幌市出身。デンソー北海道所属。6歳よりアイスホッケーを始め、2007年に女子日本代表に初選出され、バンクーバー五輪予選などに出場する。学業を優先して一時代表を離れるも、2012年に復帰。2014年のソチ五輪には全試合出場を果たした。2015年の世界選手権ではセーブ率93.75%を記録してベストGKを受賞。同年7月、世界初の女子プロリーグNWHLのトライアウトに合格し、ニューヨーク・リベターズと契約。日本人初のNWHL選手となる。

取材協力/ブームアップ

■冬季競技 記事一覧>>

5 / 5

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る