2020.12.21

紀平、坂本、宮原、樋口らを追う16歳、松生理乃が急成長中!

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • 田口有史●撮影 photo by Taguchi Yukihito

 課題になるのは、NHK杯でもノット・クリア・エッジと判定されている3回転フリップの修正だ。プラス材料になっているのは、全日本ジュニアではすべての項目で7点台の61.60点だったフリーの演技構成点だろう。シニアと戦ったNHK杯では3項目が8点台に乗って63.76点と高くなっており、ジャッジの評価も上がりつつある。

 単純に計算すれば、ノーミスだった全日本ジュニアのSPに、NHK杯のフリーを加算すれば202.29点になる。3回転ループのミスで2点強を取りこぼしたこともあり、現状でも200点台中盤を出せる力は確実に持っている。ジャッジの評価向上も追い風になって得点を伸ばせば、シニアの有力選手たちも大きなミスはできない状況になってくる。

 また、松生のほか、15歳の吉田陽菜(はな)も、初出場だった昨年19位の悔しさを晴らそうと、SPでもトリプルアクセルに挑戦することを決意している。そうしたジュニア勢が、上の世代の選手たちをどう刺激するか、全日本の滑りが注目される。

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