宇野昌磨、自己ワーストの衝撃。得意のジャンプはなぜ崩れたのか (3ページ目)

  • 辛仁夏●文 text by Synn Yinha
  • photo by AP/AFLO

 2週間後には、出場を予定しているGP2戦目のロシア杯がある。そこでどんな挽回を見せてくれるのか。短い期間での調整となるが、宇野は「明後日(4日)にスイスに行って、ステファン(・ランビエール)コーチのもとで1週間練習して、そのままロシア大会に入ろうかと思っています」と言う。世界チャンピオンにもなれる能力を持つ宇野のコーチは、果たして誰になるのか。

 宇野は、バンクーバー五輪銅メダリストの髙橋大輔のように、踊れるスケーターだ。崩れたジャンプを早急に修正して立て直しを図り、この試練を乗り越えることで、自分の殻を破ってもらいたい。このまま終わるスケーターではない。そのことを証明しなければならない。

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