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【女子プロレス】スターダムに移籍後、なつぽいが繰り広げた中野たむとの抗争 記者会見での「パスタ事件」の真相も語った (2ページ目)

  • 大楽聡詞●取材・文 text by Dairaku Satoshi

――しかし2020年9月に東京女子を退団し、スターダムに登場しました。どんな経緯があったのですか?

「元アクトレスのひめか(当時、スターダムのユニット『ドンナ・デル・モンド(DDM)』に所属)とすごく仲がよかったんですよ。週5で家に泊まりにきたり、家族のような関係でした。それで同じDDMにいた、ジュリアちゃんが声をかけてくれたと記憶しています。ただ、誰から見ても、当時のDDMのなかで浮いている存在というか、"みにくいアヒルの子"状態でした(笑)。"黒"のイメージがあるユニットに、"白"がポツンと混じった感じ」

――スターダム初登場は2020年10月の横浜武道館でした。

「『X』として登場することが決まったんですが、その前の後楽園(ホール)で、DMMのリーダーのジュリアちゃんが『Xを連れてくる』と告知して。ファンは、私が東京女子を退団したこともあって、『なつぽいじゃないか』と思っていたでしょう。だから『どんなものを見せてくれるのか』というファンからのプレッシャーがありましたし、『DDMに相応しい選手がきた』と思われないといけなかった。『なんだよ、なつぽいかよ!』という危機感がありました」

――登場時も緊張されていましたね。

「ユニット的に、『"なつぽい"というキャラクターを受け入れられるのか?』と不安だったんです。『これまでの自分を少し押し殺しながら......』と思っていたので、メチャクチャ顔がこわばっていたのを覚えています(笑)」

【中野たむとの因縁と抗争】

――翌2021年3月には、AZM(あずみ)選手を破ってハイスピード王座を獲得しています。

「日本武道館でしたね。スターダム入団前から『ハイスピードのタイトルは絶対に獲りたい』と思っていました。DDM所属の各レスラーには、それぞれ役割があったと思うんですが、そのなかで『私の今の役割はハイスピードだ』と感じていました」

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