渋谷のビーチバレーコートから東京五輪へ。驚異のアラフィフ西村晃一が目指す道 (3ページ目)

  • 中西美雁●取材・文 text by Nakanishi Mikari

選手としてだけでなく、実業家としても精力的に活動 photo by Tanaka Wataru選手としてだけでなく、実業家としても精力的に活動 photo by Tanaka Wataru さらに西村は、昨年にビーチバレーチームを新設した東京ヴェルディクラブの「選手兼GM」も務めている。クラブ内でさまざまな競技のチームを持つ東京ヴェルディの特徴を生かし、「子どもたちが多くのスポーツに触れる機会を作りたい」と話す。バレー界全体の発展も描いており、インドアとビーチの融合を目指していくという。

 このような実業家としての活動と、現役トップレベルのアスリートとしてパフォーマンスを維持することの両立は大変だと思うが、「自分が勝つことがビーチバレーの発展に繋がるので、大変が喜びに変わることをいつもワクワクしています」と話す。

 単なるアスリートという枠を超えて、熱意を形にしていく西村。インタビューの最後には「4年後(パリ五輪)にメダルが獲れたら、一番かっこいいですよね」と目を輝かせたが、まずは48歳で迎える東京五輪の、砂のコートに立つことを目指して突き進む。

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