錦織圭「高く弾むショット」で主導権。次なる相手は思い出のライバル (4ページ目)

  • 内田暁●取材・文 text by Uchida Akatsuki
  • photo by AFLO

 ヤングが笑顔でそう言えば、錦織は「今日に比べて、ヤングとの試合はラリーが長くなる。そのなかでも攻めてくる選手なので、ストローク戦ができるいい試合になるのではと思います」と、手の内を知り尽くした相手との対戦を、どこか心待ちにしている様子だ。

 試合を重ねるごとに調子を上げ、かつては苦手意識を抱いたコートでの戦い方も体得しつつあるなかで迎える、10年来のライバルとの試合――。それは今大会の錦織を占う、ひとつの試金石にもなるはずだ。

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