NFLのトレンドは「トリプレッツ」。パス偏重の時代は終わった (4ページ目)

  • 永塚和志●取材・文 text by Kaz Nagatsuka
  • photo by AFLO

 2014年のドラフト1巡目全体12位でニューヨーク・ジャイアンツに指名されたベッカム・ジュニアは、故障の多さやオフフィールドでの素行の悪さが懸念される一面もある。だが、メイフィールドとのホットラインが成熟すれば、リーグ屈指のオフェンスとなるだろう。今シーズンのブラウンズは「台風の目」になる可能性を秘めている。

 もちろん高いディフェンス力も、上位進出を狙うに欠かせない要素だ。だが、現在のNFLが「オフェンス有利」であることに変わりはなく、勝負どころで加点できるかが勝負のカギとなるのは間違いない。2020年2月2日、フロリダ州マイアミガーデンズのハードロック・スタジアムで行なわれる「第54回スーパーボウル」に勝ち上がってくるのは、どのトリプレッツを擁するチームか。

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