八村塁も参戦!18年ぶりのバスケU19W杯で日本が世界の壁に挑む (5ページ目)

  • 小永吉陽子●取材・文・写真 text&photo by Konagayoshi Yoko

 これまでにない強化体制をつくり、個性的なメンバーが集結した今回のワールドカップには大きな注目が集まっているが、大会を目前に控えて大きな壁にもぶつかっている。直前に行なったドイツ遠征の2連戦で八村しか目立った得点源がなく、八村以外の選手がロイブルHCのいう世界レベルとの"ギャップ"に対応しきれていないのだ。だがこれは、通らなければならない道。これまでの数少ない世界との戦いから見ても、日本の場合はギャップ慣れすることこそが、いちばんの強化方法。いわば"ギャップを克服するためにワールドカップに出る"という目的を再度認識して大会に臨みたい。

 日本は初戦のスペインにチャレンジし、2戦目のマリ戦を勝利を挙げる最大のターゲットとしている。

「最終的な目標はベスト8だが、予選ラウンドと順位決定戦を含めた戦いで2勝し、日本もやれるというところを見せて世界を驚かせたい」とロイブルHCは抱負を語る。日本の18年ぶりのチャレンジは、7月1日、日本時間午後8時15分にティップオフを迎える。

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