男子バスケは東京五輪に出場できるのか。険しく厳しい3年間が始まる (5ページ目)

  • 小永吉陽子●文・写真 text&photo by Konagayoshi Yoko

 また、リオ五輪でベスト8入りをした女子については実績を残しているが、「女子も同様に成長を示していくことが大事」と東野技術委員長は語る。男女ともに開催地枠での出場可否が決定するのはオリンピック前年。実質は3年ではなく、あと2年で成果を見せなければならないのだ。

 今回の東アジア選手権では、セルビア人のルカ・パヴィチェヴィッチが、今大会までの暫定ヘッドコーチとして采配を振るった。ピック&ロールという世界で主流のシステムを導入してチームの土台作りを行なった。そして8月のアジアカップからは、2012年のロンドン五輪で母国アルゼンチンを4位に導いたフリオ・ラマスが指揮を執ることが決まっている。

 来るアジアカップとワールドカップ1次予選では、何の因縁か、今大会で敗れたチャイニーズ・タイペイと同組で争うことが決定している。まさしく、1試合も無駄にできない険しい道のりが始まった。新指揮官、フリオ・ラマスは7月上旬に来日し、新体制がスタートする予定だ。

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