夢にまで見たレースクイーンの頂点! 名取くるみ「サーキットはディズニーランドと同じくらい興奮する場所!」 (2ページ目)

  • 石塚 隆●取材・文 text by Ishizuka Takashi
  • 是枝右恭●撮影 photo by Koreeda Ukyo

── グランプリ受賞後、周囲から評価を受けたり注目されていると感じますか。

「やっぱり影響力の大きさは感じています。自分ではまさかって思いのグランプリだったのですが、ファンの方々から『信じていたよ』と、たくさん言ってもらえたり、またSNSをフォローしてくれる方が増えたり、本当にありがたいことですね」

── レースに華を添えるレースクイーンはレース開催中、主にどのような活動をしているのですか。

「レース当日の朝に、まず『ギャルオンステージ』という催しがあって、そこで自分のチームやスポンサーさんの紹介をします。その後、ピットビューイングのチケットを持っているお客さまを案内したり、チームの顔として写真撮影、聞かれればマシンの説明などをしてコミュニケーションをとるといった感じですね。レースが始まったら、とにかくチームが勝利できるように応援するだけです」

── 名取さんはグラビア活動などもしていますが、レースクイーンとしての業務は特殊というか、ふだんとはけっこう違うんじゃないですか。

「はい。グラビアは基本ひとりで活動することが多いのですが、レースクイーンとしてはユニットを組んでいるので、やっぱりチームワークが大切になります。心をひとつにして活動するので、なんか学生時代の部活みたいな感じで新鮮で楽しいし、すごくいい経験になっているんです」

── なるほど。では、モータースポーツの現場の魅力と楽しさは何でしょうか。

「やっぱりサーキットならではのロケーションですよね。サーキットがあるのは郊外なんですけど、周囲は自然が豊かですし、空も高い。そしてふだんは耳にしないようなエンジンの爆音と、マシンのスピード感。そして、順位が目まぐるしく変わるスリリングなレース展開。

 本当に『非日常』というのか、私にとってはディズニーランドと同じくらい興奮する場所ですね(笑)。ふだんでは味わうことのできない経験ができる場所だと思っています」

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