2018.05.25

ホンダ苦戦のインディ500。
佐藤琢磨「連覇のセッティング」を探せ

  • 天野雅彦●文 text by Masahiko Jack Amano 松本浩明●写真 photo by Hiroaki Matsumoto

 第102回インディアナポリス500に出場する33台が決まった。

 世界一の伝統を誇るインディ500は全長2.5マイルの超高速オーバルコースを舞台に、マシンの限界スピードを保ったまま200周の長距離で争われるレースだ。近年の最高速は時速230マイル(約370km)を超える。そのためマシンのセッティングはより研ぎ澄まされる必要があり、長期間にわたるプラクティスが行なわれる。今年は昨年より1日減って4日間となったが、1日の走行時間は6時間から7時間に伸ばされた。

 90年代半ばまでは予選が2度の週末の計4日間で、プラクティスは12日間もあった。2010年から予選はひとつの週末にカットされたが、それでも2日間にわたって行なわれる点は他のレースと異なる。2012年からは予選をよりエキサイティングにするために、ターボのブースト圧が高められるルールが採用され、大幅にスピードアップがなされている。

 予選は1台ずつがアタックするタイムトライアル方式。土曜日にまず全員に1回、アタックのチャンスが与えられ、それ以降は時間が許す限り何度アタックしてもオーケーとなる。ここで決めるのはレースに出場できる33台と、ポールポジションを争うスペシャルステージに進出する9人(ファスト9)だ。今年は35台のエントリーがあったため、初日に2人の予選落ちが決まった。

インディ500予選では16位につけた佐藤琢磨 2度の雨による中断があった予選ではチーム・ペンスキーの4人とエド・カーペンター・レーシングの3人がファスト9入りした。昨年はホンダ勢6対シボレー勢3だったが、今年はシボレー勢7対ホンダ勢2と、形勢が逆転している。

 ホンダ勢ではセバスチャン・ブルデー(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・バッサー・サリバン)が5位で、昨年を含めてインディ500で3回のポールポジション獲得歴を持つスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)が9位だった。