【競馬予想】 CBC賞は「中京・芝1200m」に合う血統から絞る 短距離に強い2頭の牝馬に期待 (2ページ目)
【「中京・芝1200m」3戦ですべて馬券圏内の牝馬にも期待】
もう1頭はロードカナロア産駒のグランテスト(牝5歳、栗東・今野貞一厩舎)を狙う。前述のようにロードカナロア産駒はこのコースが得意で、重賞に限っても5勝、2着3回、3着3回と好成績。高松宮記念では今年のサトノレーヴ、2023年のファストフォース、2021年のダノンスマッシュと3頭が勝利している。
グランテストは昨年の3着馬で、「中京・芝1200m」では3戦して2着1回、3着2回と馬券圏内を外していない。近走は4着、9着と敗れているが、昨年もGⅢ北九州記念(小倉・芝1200m)14着から一変してCBC賞で好走した。ハンデは54kgとほかの有力馬に比べて軽めなので、2年連続の好走も十分に可能だろう。
以上、今年のCBC賞はファインニードル産駒カルチャーデイ、ロードカナロア産駒グランテストの牝馬2頭に期待する。
著者プロフィール
平出 貴昭 (ひらいで・たかあき)
主に血統分野を得意とする競馬ライター、編集者。(株)サラブレッド血統センター在籍。著書に『覚えておきたい日本の牝系100』『一から始める! サラブレッド血統入門』など。「週刊競馬ブック」で『血統見聞録』を連載するほか、「競馬四季報」などの編集業務にも携わる。そのほか、『優駿』などにも寄稿。twitterアカウント:@tpchiraide
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