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【競馬予想】高額配当必至の函館記念は、中山の重賞で好走実績がある2頭に注意せよ (2ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu

 そこで、坂本記者がまず注目したのは、年明けのGIII中山金杯(1月5日/中山・芝2000m)で2着と好走したマイネルモーント(牡5歳)だ。

函館記念での大駆けが期待されるマイネルモーント photo by Sankei Visual函館記念での大駆けが期待されるマイネルモーント photo by Sankei Visualこの記事に関連する写真を見る「芝の中距離路線で力をつけてきた5歳牡馬。初の函館でも侮れない存在だと思います。父ゴールドシップ、母父ロージズインメイという血統から洋芝にも不安はなく、この父と母父の配合からはユーバーレーベン、コガネノソラ、ウインピクシスなど活躍馬が多数出ている点も強調材料です。

 そして、同馬は芝2000mのレースで2分を切る決着にも対応できていますから、今の函館コースでは大きなアドバンテージになるのではないでしょうか。2着に入った中山金杯でも、1分58秒3の好時計をマーク。道中は後方に構えて、直線で長く脚を使って追い上げた走りは、重賞でも通用すると感じさせるものでした。

 前走のGII金鯱賞(3月16日/中京・芝2000m)は、道悪馬場に泣かされての7着。度外視していい結果でしょう。

 前からでも後ろからでも競馬できる自在性も魅力。早めに函館入りして順調な調整を重ねているようですから、狙う価値は大いにあると思いますよ」

 坂本記者はもう1頭、気になる馬がいるという。ボーンディスウェイ(牡6歳)だ。

「同馬も年明けの中山金杯に出走して、3着と好走。今回の出走メンバーのなかでは、芝2000mの持ちタイムが最上位(1分57秒4)ですから、軽視するのは禁物でしょう。マイネルモーント同様、今回と同じコーナー4つの小回りコースの中山で、しっかり走れていることも強みです。

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