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【競馬予想】NHKマイルCは「ミスプロ系」から絞る 牝系も含めてマイル戦に強そうな2頭は? (2ページ目)

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki

【もう1頭はマイル戦に適性があるサートゥルナーリア産駒】

 もう1頭はコートアリシアン(牝3歳、美浦・伊藤大士厩舎)を推す。父サートゥルナーリアはGⅠ皐月賞とGⅠホープフルS(ともには中山・芝2000m)の勝ち馬で、その父はチェルビアットと同じロードカナロア。母の父ハーツクライは前述のケイデンスコールと共通している。

 さらに牝系を見ると、伯父がこの東京・芝1600mで行なわれたGⅠ安田記念の勝ち馬ストロングリターンで、伯母には桜花賞2着のレッドオーヴァルがいるなど、マイル適性は非常に高い。

 コートアリシアン自身も、東京・芝1600mで行なわれた昨年6月の新馬戦を5馬身差で圧勝。その後は勝てないレースが続いているが、GⅢ新潟2歳S(新潟・芝1600m)で2着、前走のニュージーランドTで3着など牡馬相手の重賞でも好走を見せており、得意の舞台なら激走が可能だろう。

 以上、今年のNHKマイルCはロードカナロア産駒チェルビアット、サートゥルナーリア産駒コートアリシアンの2頭に期待する。

著者プロフィール

  • 平出 貴昭

    平出 貴昭 (ひらいで・たかあき)

    主に血統分野を得意とする競馬ライター、編集者。(株)サラブレッド血統センター在籍。著書に『覚えておきたい日本の牝系100』『一から始める! サラブレッド血統入門』など。「週刊競馬ブック」で『血統見聞録』を連載するほか、「競馬四季報」などの編集業務にも携わる。そのほか、『優駿』などにも寄稿。twitterアカウント:@tpchiraide

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