【競馬予想】皐月賞はぶっつけローテが定番の昨今、トライアルを叩き台にして挑む実績馬が不気味 (3ページ目)
最後の直線で前を捕えきれなかったのは、渋り気味の馬場の影響と、外枠から"トライアル仕様の競馬"に徹した分でしょう。向正面で勝ったファウストラーゼン(牡3歳)がまくってきた時も動かず、ワンテンポ待っての動き出し。着差はわずかでしたし、「次への叩き台」と割りきることができる結果でしたから、本番につながる収穫十分の一戦だったと思います。
日曜日の天気は当初雨予報も出ていて微妙ですが、乾いた良馬場でレースを迎えられれば、期待値は一段とアップします。それに何より、鞍上にジョアン・モレイラ騎手を確保できたことは、最大のプラス材料です。
モレイラ騎手は先週の桜花賞を制したエンブロイダリーの最終追い切りも跨っていましたが、ミュージアムマイルにも1週前追い切りで騎乗。しっかりとコンタクトを取って、状態のよさと操縦性の高さを確認済みです。
前走の負けで人気が落ちる分、過度なマークを受けることもなく、思いきった勝負にいけるのもメリット。有力どころに何らかのロスやアクシデントが生じ、名手の臨機応変でソツのない立ち回りが実現できれば、逆転のシーンがあっても......。
トライアルを叩き台にして、陣営の思惑どおりに事が運べば、運も味方につけそうなミュージアムマイル。皐月賞では、この馬を「ヒモ穴」に指名したいと思います。
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