北九州記念は100万馬券が飛び出すか!? ハイペースで伏兵2頭が後方待機から浮上する (2ページ目)
北九州記念での勝ち負けが期待されるスマートリアンこの記事に関連する写真を見る 北九州記念は、目下牝馬が9年連続連対中。過去10年の結果を見ても、牝馬が6勝、計11頭が連対しており、牡馬を上回る成績を残しています。そして、この馬自身も石橋守調教師曰く『この時季に強い』という、いわゆる"夏馬"です。
昨夏も、小倉で行なわれたCBC賞で4着と奮闘。駐立が悪く、伸び上がるような発馬で出遅れたものの、イン有利の馬場にあって大外から追い上げました。まさしく"負けて強し"の走りでした。
前走のオープン特別・福島テレビオープン(7月16日/福島・芝1200m)では、序盤で挟まれて決してラクな展開ではなかったのですが、一枚上の決め手を披露して差しきり勝ち。6歳牝馬でも、今が旬だと思います。ハイペースの恩恵があれば、勝ち負けを演じられると見ています」
太田記者が推奨するもう1頭も、実績のある牝馬だ。
「昨年の覇者、ボンボヤージ(牝6歳)です。昨年も16番人気で勝利し、同レース以降は3戦連続のふた桁着順。再び人気薄となりそうですが、今年に入ってからの2戦は、不向きな1400m戦と不良馬場のレースで度外視できると思います」
今回は約5カ月ぶりの実戦となるが、中間の調整自体は申し分ない。
「鞍上の川須栄彦騎手からは、以前は『調教で難しいところがある』と聞いていましたが、最近はトレセンでもスムーズに調整できています。
小倉コースは6戦3勝、2着1回と好相性。川須騎手とのコンビでは5戦3勝、2着1回と、その信頼度はさらに増します。1年前と同じく良馬場でのハイペースとなれば、再度出番がありそう。楽しみです」
波乱必至の夏のスプリント重賞。人気馬たちが生み出す速い流れを味方にして、ここに挙げた伏兵2頭の激走があってもおかしくない。
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