マーメイドSは小粒なメンバーの中でも「格下的存在」のキズナ産駒、キャリア薄のドゥラメンテ産駒の激走に期待

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Sankei Visual

 シンシアウィッシュの血統を見ると、母の父ガリレオは重賞3勝のバスラットレオンの母の父の父で、祖母の父まマキャヴェリアンは安田記念などGⅠ3勝のソングラインの曽祖母の父、さらにアカイイトが持つミスワキも併せ持つなど、キズナ産駒の成功パターンを多く持っている。5歳春にしてヴィクトリアマイル、安田記念とGⅠを連勝したソングラインの活躍でも明らかなように、4歳以降のキズナ産駒の成長は素晴らしいものがあるだけに、重賞初制覇に期待する。

 もう1頭は、この春も絶好調だったドゥラメンテ産駒からゴールドエクリプス(牝4歳・栗東・大久保龍志厩舎)を推す。4歳にしてまだ7戦とキャリアは少ないが、前走の紫野特別(2勝クラス、京都・芝1800m)で3勝目と順調にステップアップしてきている。

 父の父キングカメハメハの産駒は2014年ディアドラマドレ、2017年マキシマムドパリと2勝していて、母の父ハービンジャーは2020年の勝ち馬サマーセントの父と、このレースと相性がいい血も揃っている。3勝すべてが1800mで、2000mは1戦して6着と距離実績はないが、好位につけて最後まで差し脚を伸ばすレースぶりや血統背景からは、距離にも対応できそう。激走に期待したい。

 以上、今年のマーメイドSはキズナ産駒シンシアウィッシュ、ドゥラメンテ産駒ゴールドエクリプスの2頭に期待する。

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