2022.01.08

シンザン記念は「旬の牝系」のニュースター候補に期待。対抗はマイル戦に実績がある血統馬

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Sankei Visual

 1月9日、中京競馬場で3歳馬によるGⅢシンザン記念(芝1600m)が行なわれる。このレースは通常、京都競馬場で行なわれているが、京都競馬場改修工事の影響で昨年に続き中京競馬場での開催となった。

 昨年の勝ち馬ピクシーナイトはその後、GⅠスプリンターズSを勝利。さらに、2着ルークズネストもGⅢファルコンSを、3着バスラットレオンもGⅡニュージーランドTを制するなど、昨年の上位入着馬が重賞を勝利している。遡ると、2018年の勝ち馬アーモンドアイもGⅠを9勝し、歴史的名馬に成長。"出世レース"として注目のレースだ。

 昨年のレースを振り返ると、1着のピクシーナイト、2着のルークズネストはいずれもモーリス産駒だった。モーリス産駒はまだ2世代しか出走していないが、この中京/芝1600mでは昨年まで36戦5勝、勝率13.9%、連対率30.6%と優秀な成績を残している。

 今年、モーリス産駒はソリタリオ(牡3歳/栗東・西村真幸厩舎)が出走予定だ。

2連勝でシンザン記念に臨むソリタリオ2連勝でシンザン記念に臨むソリタリオ この記事に関連する写真を見る  中京/芝1600mでは、前走のこうやまき賞を勝っており、すでにコース適性の高さを証明している。1番人気に推されていた同レースでは、中団追走から外めを回って徐々に進出し、早めに先頭に立って押しきるというレース内容だった。着差こそクビ差だったが、人気を背負った立場で早め に動いていただけに、評価できる内容だった。

 ソリタリオは牝系も優秀だ。祖母ライラプスはGⅢクイーンC(東京/芝1600m)の勝ち馬で、その母フサイチエアデールは1999年のシンザン記念(京都)の勝ち馬。同馬はその後も重賞3勝を加え、ライラプスの他にもGⅠ朝日杯フューチュリティSを勝ったフサイチリシャールを出した名牝だ。

 さらに、その母にはラスティックベルがいるが、そのファミリーにはGⅠ2勝のノームコア、GⅠ4勝のクロノジェネシスもいるという"旬の牝系"。引退したクロノジェネシスに代わる牝系のニュースター誕生に期待したい。