ハードな舞台となった秋華賞。美女馬券師が「打倒ソダシ」に指名した本命馬 (2ページ目)

  • text by Morinaga Maaya

 そして今回の逃げ馬、エイシンヒテン(☆)は前走のGIIローズS(9月19日/中京・芝2000m)で、アンドヴァラナウトにコンマ2秒差の2着に粘り込み。このレースでは対抗に推したので、今回も期待はしています。

 今春のGIIIクイーンC(2月13日/東京・芝1600m)では、のちにGIオークス(5月23日/東京・芝2400m)で2着となるアカイトリノムスメにコンマ2秒差の4着と奮闘。今回と同じ阪神・芝2000mが舞台となったオープン特別・忘れな草賞(4月11日)でも、コンマ2秒差の2着にきているのも強みです。

 ただ、今回は「前走ほどラクにはいけないだろうな」という印象もあるので......穴目の候補の1頭としました。

 ソダシは対抗。阪神の芝1600mの実績はあるものの、今回は内回りなので、その時とは違ったコース形態。2度の坂越えは少し不安材料かなと思います。

 そうは言っても、デビューから7戦して6勝。負けたのは芝2400mのオークスのみですし、前走のGII札幌記念(8月22日/札幌・芝2000m)も完勝。斤量が52kgだったとはいえ、一線級の古馬を一蹴した姿はまさにスターホース! この馬ならこの舞台もこなしてくれる可能性は十分感じています。

 また、土曜夜から日曜の午前中にかけて雨が降る予報となっていますが、ソダシの父はクロフネですし、ダート血統でもあるので、重い馬場も苦にしなさそう。ソダシの活躍は白毛一族の悲願でもありますし、ターフに光り輝くその姿は見ている人を魅了しますから、勝つシーンを見るのも楽しみです。

 さて、本命はファインルージュ。本質的にはもう少し短い距離のほうがこの馬にとってベストかもしれませんが、前走のGIII紫苑S(9月11日/中山・芝2000m)で外から力強く抜け出した脚を見ると、2000mは許容範囲なのかなと思います。

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