桜花賞のサイン馬券。奇跡の復活を遂げた池江璃花子選手絡みが吉を呼ぶ
ここは東京都内にある、とあるWINS近くのビルの一室。『令和サイン馬券研究会』の面々(といっても、所長と研究員の2人だけ)は、今週も当たり馬券のヒント探しに没頭していた......。
良血アカイトリノムスメも有力候補の1頭研究員「所長! 今週のGI桜花賞の予想は完璧です!!」
所長「ほう、どんな感じだ?」
研究員「今週一番のニュースと言えば、競泳の池江璃花子選手。奇跡の復活を果たして、東京五輪の出場切符を獲得しました。競泳も競馬と同じ"競走"競技ですから、そのニュースの中に何かしらの"サイン"が絶対に隠されているはずです!」
所長「うんうん、その線は悪くないな」
研究員「そこでズバリ、8番のメイケイエール! メ"イケ"イ"エ"ールって、馬名にバッチリ"池江"が入っています!!」
所長「うわッ、いかにもサイン馬券初級者が考えそうなことやな......」
研究員「そう言うだろうと思って、他にも用意していますよ」
所長「まさか、同じ池江で池江泰寿厩舎の馬とか言うんじゃないだろうな? だいたい今回の桜花賞には池江厩舎の馬は出走しないぞ!」
研究員「そんな突っ込みも想定済みです。ここは、同じ『池江』でも泰寿調教師の父、池江泰郎元調教師との"つながり"と見ています。池江泰郎元調教師の最高傑作と言えば、ディープインパクトですよね。となると、やっぱりディープ産駒は外せないんじゃないか、と。
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