穴党記者が腕ぶすクイーンS。北の大地で波乱を呼ぶ3頭を狙い撃ち (2ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 ちなみに、JRAの重賞は現在、1番人気が10連敗中。先週のアイビスサマーダッシュで2着となったライオンボス以外は、すべて馬券圏外に消えています。今週も穴馬の出番があるのではないでしょうか」

クイーンSでの一発が期待されるシャドウディーヴァクイーンSでの一発が期待されるシャドウディーヴァ その太田記者が、穴馬候補として最初に名前を挙げたのは、シャドウディーヴァ(牝4)だ。

「ここ3戦はすべてふた桁着順に沈んでいますが、決して力負けではありません。3走前のGII阪神牝馬S(12着。4月11日/阪神・芝1600m)と2走前のGIヴィクトリアマイル(10着。5月17日/東京・芝1600m)は展開が向かず、前走のGIIIエプソムC(16着。6月14日/東京・芝1800m)は不良馬場に泣かされました。

 4走前のGIII東京新聞杯(2月9日/東京・芝1600m)では牡馬相手に2着に好走し、昨秋のGI秋華賞(京都・芝2000m)では4着と健闘しています。それは、実力があってこそ。展開が向きそうな今回、一発があると思いますよ」

 太田記者はもう1頭、リープフラウミルヒ(牝5歳)を推奨馬に挙げる。

「前走のGIIIマーメイドS(6月14日/阪神・芝2000m)は11着と案外でしたが、極端に荒れていた阪神の馬場が影響した、と見ています。札幌では3戦2勝と洋芝適性があるのはわかっていますし、2走前のGIII福島牝馬S(4月25日/福島・芝1800m)では別定戦で2着と好走し、ここでも力は足りると思います。福島牝馬Sと同じ丹内祐次騎手へと手綱が戻るのもプラスに働くでしょう」

2 / 3

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る