2018.11.17

難解極まるマイルCS。激戦で
頼りになるのは、やっぱりディープ産駒だ

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 牝馬によるこのレースの勝利は、2008年のブルーメンブラット以来途絶えているが、同馬も府中牝馬Sからの転戦だった。また、今年の府中牝馬Sからは、2着リスグラシューが先週のGIエリザベス女王杯を制覇。5着クロコスミアが同レースの2着となっている。4着ジュールポレールもその勢いに続いて、ここで激走を果たしてもおかしくない。

 大野記者ももう1頭、ディープインパクト産駒の3歳馬に目を向ける。

「昨年は、17年ぶりに3歳馬のペルシアンナイトが勝利しましたが、その流れが今年も引き継がれるかもしれません。その意味で注目するのは、ケイアイノーテック(牡3歳)です。

 前走のGII毎日王冠(10月7日/東京・芝1800m)は、明らかに仕上げ途上で、追い切りの動きにも重苦しさが残っていました。それでいて、5着と大崩れしなかったのは、夏を無事に越すことができた証拠でしょう。

 もともと目標は、一度叩いてからのこの舞台。現に追い切りでは力強さが増しており、今度はいい意味で気合いも乗ってくるはずです。一発あっても不思議ではありません」

 今やどんなレースにおいても人気を集めるディープ産駒だが、秋の”マイル王決定戦”では波乱の立役者となるのか。難解なレースにおける「困ったときのディープ産駒」という馬券検討の鉄則(?)を踏まえても、その公算がかなり高い。