高配当の出るフェブラリーSは「砂嵐を呼ぶ4頭」を馬券に組み込め! (4ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Spots Nippon/Getty Images

 前走の根岸Sはノンコノユメにゴール前でつかまりましたが、これは締まった砂質の影響もあったと思います。適度に力のいる馬場なら、差されないでしょう。

 チャンピオンズCは次点で出走できない悔しさを味わいましたが、今回は根岸S2着で本賞金を加算し、出走できることになりました。その勢いと運を生かして、最もパフォーマンスを発揮できる東京・マイルのダート戦で躍動する可能性は高いと思います」

 ただ、サンライズノヴァはそれなりに人気を集めるだろう。「それならば......」と吉田記者が一発を秘めた"伏兵馬"を推す。

「昨年の武蔵野S(11月11日)の覇者インカンテーション(牡8歳)です。フェブラリーSで2着に奮闘したのは3年前(2015年)のことですが、昨年の3月以降、1着、2着、1着、1着、7着と再ブレイクを果たしています。ゆったりとしたローテーションで、適条件のレースを使っていることが、能力をうまくキープさせる要因となっているのでしょう。

 さらに、16戦6勝、2着2回、3着2回、着外6回と左回り巧者。今回のメンバー構成なら、平均ラップを好位で運べるでしょうから、この馬の持っている能力がフルに発揮できれば、好勝負に持ち込めるのではないでしょうか」

 豊島記者は、昨年9月に韓国のGIコリアカップ(9月10日/ソウル・ダート1800m)を勝ったロンドンタウン(牡5歳)と、昨年のJBCスプリント(11月3日/大井・ダート1200m)を制したニシケンモノノフ(牡7歳)を波乱の使者に指名した。

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