朝日杯FSの人気馬に疑問。穴党記者は鼻息荒く「稼げる2頭」を叫ぶ (4ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sports Nippon/Getty Images

 松田記者は、タワーオブロンドンと2頭出しとなる藤沢和雄厩舎の人気薄のほう、ファストアプローチを推す。

「GIII札幌2歳S(9月2日/札幌・芝1800m)、オープン特別の芙蓉S(9月24日/中山・芝2000m)と、勝ち馬にわずかに差される形で連続2着に屈しましたが、前走の芙蓉Sで、阪神のマイルGIで必須とされる上がり勝負にも対応できた点は収穫でした。父ドーンアプローチは、7戦無敗で英2000ギニー(英国・芝1マイル)を優勝。マイル以下のGIを4勝しており、その血を受け継ぐ同馬は距離短縮がプラスに出る公算も大きいです。

 1週前の時点で藤沢和調教師も、『ここ2戦の結果から、1600mくらいの距離がベストと判断した』と、巻き返しに意欲を見せていました。出遅れ気味で勝利した未勝利戦(8月6日/札幌・芝1500m)では、1500mの競馬でもうまく流れに乗っていました。マイル戦をこなす下地は十分にあります」

 比較的堅い決着に収まった牝馬の2歳GIと違って、こちらは大波乱があってもおかしくない。寒波を吹き飛ばすような、激アツの穴馬が突っ込んでくることを期待したい。

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