快速馬の妹、スターリーステージにスタッフは「文句のつけようがない」 (2ページ目)
なお、ミッキーアイル以外にもこの血統からは活躍馬が出ている。2014年生まれのタイセイスターリー(牡3歳/父マンハッタンカフェ)は、今年のGIIIシンザン記念(京都・芝1600m)で2着になるなど、マイル前後の重賞戦線で奮闘した。まだ気性的に幼さは残っているが、ポテンシャルの高さは評価されている。今後も短距離戦での活躍が期待されている。
では、スターリーステージの距離適性はどのあたりになるのだろうか。先述の野崎氏はこう見ている。
「スピードが勝っているタイプで、1600mあたりまでが守備範囲になるのではないでしょうか。気性面については、普段歩いているときは少しマイペースで我の強さを見せますが、走ると問題はなく、引っかかるようなこともあまりないですね」
やはり彼女も、兄たちと同じくマイル前後の短距離戦で力を発揮しそうだ。
牡馬のクラシックは2000m以上となるとため、兄たちはその舞台とは無縁だった。しかし、牝馬クラシックの一冠目はマイル戦のGI桜花賞(阪神・芝1600m)。まずは、そこが最大目標となるだろう。
この血統ならではのスピードを武器にして、スターリーステージは牝馬クラシックで輝くことができるのか。デビュー戦から"違い"を見せつけるような走りを期待したい。
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