ドバイワールドカップ馬券的中へ。日本馬の調整具合をチェックしてみた (5ページ目)

  • 土屋真光●文・写真 text & photo by Tsuchiya Masamitsu


 UAEダービーにはエピカリス(牡3歳)とアディラート(牡3歳)の2頭が出走し、昨年のラニの再現を狙う。特にエピカリスはデビュー以来ここまで4戦無敗。国内のダート同世代では屈指の存在だ。ともに水曜日にダートコースで追い切られて臨戦態勢。2頭ともに結果次第ではケンタッキーダービーへの転戦も選択肢として上がるだけに、俄然力が入るところだろう。

 第1レースに行なわれるゴドルフィンマイルにはフェブラリーS3着のカフジテイク(牡5歳)が日本調教馬の先陣を切って出走する。福永祐一騎手を背に水曜日に追い切られたが、鞍上の合図に鋭く反応をして、力強い走りを見せた。「直線が長いのはこの馬に合うはず。ダートに関してはものすごくフィットするかもしれないので、追い込みと決め付けずにレースに臨みたい」と福永騎手は意気込む。コーナーワークがやや不得手なこの馬にとっては大回りのメイダンは願ってもない舞台。当日はこの馬向けにカスタマイズされたスパイク蹄鉄でレースに向かう。

 昨年も2勝したように、ここ数年、日本調教馬の活躍が目立つドバイワールドカップデー。今年も砂漠の地に日の丸が高々と昇るだろうか。

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