【競馬】ベッラレイアの2番仔は、母譲りの切れ味秘める (2ページ目)
ひとつだけ懸念されるのは、馬体面。「それほど大きな心配ではないが」と前置きしながらも、前述のトラックマンがその理由を述べる。
「ベッライリスは小柄な馬で、一時期かなり体重が減ってしまったそうです。そこからは、馬体回復を優先しながらの調整。それもあって、デビューがここまで遅くなったとのこと。今は体重も戻っていますが、レース後に体重が大きく落ちることがあると、少し心配ですね」
ベッライリスの姉であるベッラレジーナ(牝4歳/父ネオユニヴァース)も、410kg台で出走するなど、体の小さな馬だった。それでも、昨年のスイートピーS(東京・芝1800m)で2着に入り、オークスへと駒を進めている(10着)。そのベッラレジーナも、平田厩舎所属。母と姉を知るスタッフの手腕によって、ベッライリスの躍進も期待したい。
春のGIを目指して、デビューを迎えるベッライリス。母を彷彿とさせる切れ味を見せてくれるのか。その走りが注目される。
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