【木村和久連載】あなたのご予定は? ゴルフの年間スケジュールを立ててみる (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 そこまで熱心に月例などのスケジュールを入れてみたものの、毎回惨敗しまくりで、精神的に萎える時があります。だいたい月例以上の競技はバックティー(もしくはブルーティー)で行なわれるので、ボールを飛ばさないことにはなかなか勝てません。

 ですから、たまには気分を変えて、平日杯や祝日杯に参加。すると、ティーグラウンドがレギュラーティーだった、ということも。倶楽部にもよりますが、月例よりも設定を甘くしているケースが結構あります。

 実際、私も月例で惨敗しまくりだった時、平日杯に参加して入賞した経験があります。これもれっきとしたクラブ競技なので、ハンデが上がる可能性もあるんですよ。

 こうして、肝心の理事長杯で決勝進出を果たしたものの、すぐに敗退。だんだん平日杯のほうが好きになって、「だったら、全日会員じゃなくて、(会員権や年会費が)安い平日会員でよかったんじゃない?」なんて、ことが起きたりします。ほんと、ゴルフって面白いですね。

(2)コンペのスケジュール
 一般の我々が気にするのは、コンペスケジュールです。みなさんはどうなのか知りませんが、私が参加するコンペは9割が平日開催です。

 予算的に、平日のほうが何かと都合がいいです。土日と比べると、1万円ほど安くなりますからね。

 平日開催のコンペの場合、雇用形態によりますが、有給休暇をどれぐらいコンペに割くことができるか? そこが問題でしょうか。

 また、仕事との絡みで「出張扱いにできるのか?」とか、営業絡みで「領収書を落せるか?」とか、そういうことも考えて、コンペスケジュールを組むのがよろしいかと思います。

 今はリモートワーク全盛なので、仕事時間よりも仕事内容が重視されます。きちんと仕事をこなしていれば、以前よりもコンペに参加できる時間が作りやすいのではないでしょうか。平日のコンペでも、参加しやすくなっているかもしれませんね。

 あと、一般家庭においては、コンペに参加する際に気をつけなければいけないことがあります。それは、家族への気配りです。

 必須なのは、結婚記念日や家族の誕生日などと、スケジュールが被らないようにすること。運動会や参観日など、お子さんの行事も重要です。奥さんが口では「大丈夫」と言っていても、そうしたストレスは次第に蓄積されていきますから、ご注意ください。

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