永井花奈がアマチュアの悩みを解消。ドライバーのスライスを直す方法 (4ページ目)

  • 古屋雅章●取材・構成 text by Furuya Masaaki
  • 小内慎司●撮影 photo by Kouchi Shinji

 そうして、○印の写真のように左肩がアゴの下あたりまで回ってくると、ダウンスイングの際には、下の写真のようにクラブがインサイドから下りてきて、インパクトまでの時間が長くなります。その結果、スライスが出にくくなります。

 それでもスライスが出る方は、ダウンスイングに入ってから、右手でボールを叩きにいく意識が強いからでしょう。右手でボールを叩きにいくと、トップからいきなり右サイド(右肩や右ヒザ)が前に出てきて、クラブがインサイドからくるのを邪魔してしまいます。すると、どうしても、外からカットするような打ち方になってしまうのです。

 そういう方は、切り返しの直後に"右足で地面を踏む"という動きを入れてみるといいと思います。そうすることで、右サイドが前に出てくるのがワンポイント遅くなるので、インサイドからクラブを下せるようになって、スライスも治ると思います。

永井花奈(ながい・かな)
1997年6月16日生まれ。東京都出身。身長155cm。血液型A。
2019年シーズン賞金ランキング36位。ツアー通算1勝。

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